2015年4月、AGA治療薬・薄毛治療薬であるプロペシアのジェネリック「フィナステリド」が発売されました。AGAはMSD社が商標登録しており他メーカーが使用することができません。
- 商品名 フィナステリド錠0.2㎎「ファイザー」、フィナステリド錠1㎎「ファイザー」
- 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬、男性脱毛症薬
- 製造販売元 ファイザー株式会社
- 提携 マイラン製薬株式会社
- 製造承認日 2015年2月
- 販売開始日 2015年4月6日
2015年MSD社の日本でのプロペシアの特許権がきれたため、ファイザー株式会社が2015年4月よりプロペシアジェネリックをマイラン株式会社と共同で販売しました。「プロペシアジェネリック」は製造販売元がファイザー株式会社、提携でマイラン製薬株式会社、製剤名は『フィナステリド錠0.2㎎「ファイザー」』、『フィナステリド錠1㎎「ファイザー」』となります。PTPシートのものが28錠と140錠、バラが90錠の製剤になっています。
AGAはMSD社が商標登録しています。
フィナステリドの箱にはAGAの文言は一切ありません。「男性型脱毛症薬」となっています。これはなぜでしょうか?
AGAは Androgenetic Alopecia(男性型脱毛症)の略です。すでにAGAは薄毛・抜け毛の意味として一般的に認識されていますが、商標登録されておりMSD社の商標でMSD社以外の製薬会社はAGA(エージーエー)を使用することができません。そのためプロペシアジェネリックはAGAという用語を使うことができません。「男性型脱毛治療薬」とプロペシアジェネリックには表記されています。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)は日本皮膚科学会推奨度Aランクで効果も同じです。
プロペシアとフィナステリドの成分はおなじで効能・効果はかわりませんのでご安心ください。フィナステリド製剤は適応、効果・効能、注意事項、副作用すべて同じです。日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2017 年版)では推奨度Aランクの薬剤でAGA・薄毛治療の標準的な薬剤です。
ザガーロ(デュタステリド)もAGA治療が使えません。
プロペシア、フィナステリドよりも強力な発毛効果をもつ2015年9月に承認、2015年12月にグラクソ・スミスクライン社から発売予定の「ザガーロ」(一般名=デュタステリド)も同様にAGAが使えません。「男性型脱毛症」となります。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)の通販・個人輸入代行について
フィナステリド錠1㎎「ファイザー」などのAGA治療
海外製AGA薬の個人輸入・通販は認められております。但し、錠数の制限や本数の制限などがあること、流通の際に偽造品が混入してくることが問題となります。インターネットでの個人輸入の際にはかなりの偽造品が混入するといわれています。きちんとした流通で海外薬剤を購入すればいいのですが個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。非常に精巧にできているので見た目での判別は非常に難しいうえに内服・外用することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。
特にプロペシアに関しては厚生労働省から「安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し医師の処方により正しく服用してください。」と注意喚起が出ている薬剤です。(プロペシア、プロスカー、フィンカーなどのフィナステリド製剤)ユナイトクリニックでは医療機関で薬剤の処方を受けることをお勧めいたします。
AGA ドクターズカクテル
ユナイテッドクリニックでは自分の毛をはやしたい方に強力な発毛効果、発毛実感率99%の「AGA ドクターズカクテル」をお勧めしています。複数の薬剤をその人の症状・体質に合わせて組み合わせて投与し発毛を促します。費用は定額で1日1回の服用とシャンプーでほとんどの方で4~5か月で発毛が実感できることと思います。また外用剤の併用の有効です。HPに症例写真集もありますので是非ご覧ください。