AGA治療薬・薄毛治療薬であるプロペシアの主成分フィナステリドは男性ホルモンに作用するため一時期WADAにドーピング薬とされていた時期がありました。プロペシアの効果、副作用、飲み方、服用方法、通販・個人輸入代行等についてお話いたします。フィナステリドは一時ドーピングで問題になったことがありました。日本のプロ野球でも問題になり、ヤクルト・ソフトバンクに所属していたリック・ガトームソン投手(当時はソフトバンク所属)が2007年にフィナステリド使用によるドーピング検査陽性で20日間の出場停止処分となっています。ガトームソン投手はヤクルト所属時の2006年にノーヒットノーランを達成している投手です。フィナステリドは、体内で男性ホルモンに影響し筋肉増強剤の使用を隠す効果があるためWADA(世界アンチ・ドーピング機関)等でドーピング剤として認定されていました。しかし検査技術が向上したためフィナステリドを使用しても禁止物質の判別が可能になったため2009年から禁止リストから除外されました。2年後であればガトームソン投手のドーピングで出場停止になることはありませんでした。またフィナステリド服用を中断したためせっかく生えた髪の毛も抜け落ちたはずです。ガトームソン投手は個人のプライバシーが公になったことや処罰を受けたこと、AGAが進行したこと等いいことがなくこの年はわずか5勝に終わりました。契約がきれた翌年解雇されています。
コラム
2022.03.09