AGA治療薬・薄毛治療薬であるプロペシア・フィナステリド・フィンペシアは服用期間が長期に及ぶためコスト面を気にされる方がおり、その中には通販で購入し偽造品が届いた話をよく耳にします。当院では医療機関での処方をお勧めいたします。プロペシア・フィナステリド・フィンペシアの効果、副作用、飲み方、服用方法、通販・個人輸入代行等についてお話いたします。
フィナステリドとは
「フィナステリド」がプロペシアの有効成分です。アメリカテキサス州からメキシコに自生するノコギリヤシという植物の薬効成分からできた薬剤です。米メルク社が開発した抗アンドロゲン薬の1つで5α-還元酵素阻害薬という分類の薬剤です。男性ホルモンのテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)へ変換する酵素であるⅡ型5α-還元酵素を阻害することで作用します。1mg量で男性型の脱毛症において毛髪の成長が見られることが明らかにされました。1997年FDAより男性型脱毛症用の治療薬としてプロペシアが認可され、日本では2005年10月に米メルク社の日本法人であるMSD社(旧万有製薬)から発売されています。2015年MSD社の日本でのプロペシアの特許権がきれたため、ファイザー株式会社が2015年4月よりプロペシアジェネリックを販売しています。製剤名は『フィナステリド錠0.2㎎「ファイザー」』、『フィナステリド錠1㎎「ファイザー」』です。
フィンペシアとは
- 商品名 フィンペシア(Finpecia)1mg
- 販売会社 Cipla社
- 5α-還元酵素阻害薬 男性型脱毛症薬
- 効果・効能 プロペシアと同じ
- 飲み方、服用方法 プロペシアと同じ
- 副作用 プロペシアと同じ
- 禁忌、併用禁忌 プロペシアと同じ
フィンペシアはインドのムンバイに本拠をおくCipla社のプロペシアジェネリックです。インド製薬会社第2位で従業員は16000人以上で取り扱い薬品は処方薬、一般医薬品、動物用のヘルスケア用品など多岐に及び北米、南米、アジア、ヨーロッパ、中東。アフリカなど世界170カ国に輸出しています。また製薬施設は世界10カ国に存在し各国に許認可機関に承認されています。
プロペシアを日本で購入するには(プロペシア・フィナステリド・フィンペシアの通販・個人輸入代行)
プロペシアは発毛効果の高い薬剤です。国内でのプロペシアの処方は必ず医療機関を受診しなければなりません。プロペシアのようなAGA・薄毛・育毛治療薬を受け取るには一般の皮膚科を受診し医師の処方箋で薬局からプロペシアを受け取るか、当院のようなAGA治療専門クリニックで院内処方として院内で薬を受け取るかどちらかとなります。プロペシアは国内で2015年4月よりプロペシアジェネリックの『フィナステリド錠1㎎「ファイザー」』が製造・販売されるようになりましたが毎月費用や手間がかかるため通信販売や安価な海外製品の購入を検討される方がいます。ただ日本国内ではAGA治療薬の通信販売は禁止されており、日本国内のクリニック・病院が診察なしに郵送することも違法です。
海外の偽造品について(プロペシア・フィナステリド・フィンペシアの通販・個人輸入代行)
海外製AGA薬の個人輸入・通販に関しては認められております。但し、錠数の制限や本数の制限などがあること、流通の際に偽造品が混入してくることが問題となります。インターネットでの個人輸入の際にはかなりの偽造品が混入するといわれています。きちんとした流通で海外薬剤を購入すればいいのですが個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。非常に精巧にできているので見た目での判別は非常に難しいうえに内服・外用することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。
フィナステリド製剤に対する厚生労働省の注意喚起(プロペシア・フィナステリド・フィンペシアの通販・個人輸入代行)
特にプロペシアに関しては厚生労働省から「安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し医師の処方により正しく服用してください。」と注意喚起が出ている薬剤です。(プロペシア、プロスカー、フィンカーなどのフィナステリド製剤で)
フィナステリド(プロペシア)は日本皮膚科学会推奨度Aの薬剤です。(プロペシア・フィナステリド・フィンペシアの通販・個人輸入代行)
プロペシアの主成分のフィナステリドは日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)では推奨度Aランクの薬剤でAGA・薄毛治療の標準的な薬剤です。