バイアグラの飲み方・服用方法について
バイアグラ(ばいあぐら,Viagra)とは世界で最初に発売された経口のED治療薬になります。一番最初に発売されただけあって、その知名度もかなり高く、男性の方なら一度は聞いた事があるかと思います。しかし実はバイアグラはED治療薬として開発された訳ではありません。元々は狭心症治療薬として研究開発が進められていて、その臨床実験の過程の中で、勃起にも影響があるとの報告が多数上がり、偶然発見されたものなのです。
狭心症とは、冠動脈の血統が悪化してしまい、心臓が一時的に酸欠状態となって起こります。その症状は、胸のあたりに圧迫されるような痛みや苦しさを感じたり、人によっては、耳の辺りやみぞおち、あごに痛みを感じることもあります。症状は、数分の場合もあり、数十分続く事もあります。安静にしていると治ることもありますが、くり返す場合には薬で発作を抑える必要があります。
そのような症状を抑えるために研究開発されたものがバイアグラになります。元々ED治療薬として開発された訳ではないのですが、血管を拡張させる作用から、海綿体に流れる血液の量も増え、勃起にも影響が出るという事が分かり、ED治療薬としても使われるようになったのです。ED治療薬として研究開発された訳ではないので、正しく服用しないとバイアグラの効果は現れません。
バイアグラ(Viagra)の効果を引き出すためには
まずバイアグラは必ず空腹時に服用しなくてはいけません。ED治療薬の中でも最も食事の影響を受けやすく、少しでも胃の中に食べ物が入っていると、全くと言っていいほど効果が出ない場合もあります。もし食事をした場合は最低でも2時間はあけるようにしましょう。中でも脂の膜を透過することが苦手なため、中華等の脂っこいものを食べた場合には2時間あけても効果は出にくいでしょう。アルコールに関してもかなり影響を受けてしまいますので、避けるようにしましょう。
バイアグラ(Viagra)の飲むタイミング
バイアグラは知名度は高いですが、ED治療薬としては一番古い薬になりますので、効果が出るのにも時間がかかってしまいます。バイアグラを服用してから効果が出るまでの時間は30分から1時間ほどかかってしまうので、性行為の直前というよりは、少し余裕をみて服用しておいた方がいいかもしれません。バイアグラの効果持続時間は3時間から5時間になりますので、その辺を踏まえて飲むタイミングを決めた方がいいでしょう。
バイアグラ(Viagra)の副作用
バイアグラはED治療薬の中では副作用が出やすい薬になります。先ほどお話ししましたが、元々は狭心症の方のために作られた薬になりますので、ムラがあります。副作用として頭痛が多く報告されます。その場合は頭痛薬との併用は全く問題ないので、ロキソニン等を服用するようにしましょう。その他にもめまいや動機などがありますが、基本的にはバイアグラの効果持続時間が切れると同時に治まります。もし治まらないようでしたら服用を中止し、医師にご相談下さい。バイアグラに限らずED治療薬は血管を拡張させる薬になりますので、副作用として顔のほてりが上げられますが、これは効果が出ている証なので、心配しなくて大丈夫です。
バイアグラ(Viagra)の改良薬レビトラ(Levitra)
今回一番知名度のあるバイアグラについてお話ししてきましたが、バイアグラは古い薬になりますので、最近の主流はレビトラというバイアグラの改良薬になります。バイアグラは狭心症の方のための薬をそのままED治療薬として使っていましたが、レビトラは始めからバイアグラのデータをもとにED治療薬として開発された、バイアグラの改良薬になります。バイアグラのデメリットとしてあげられる点がかなり改善されています。
まず食事の影響はバイアグラと比べると受けにくくなっています。バイアグラは少しでも食べると全く効果が出ない割に効果の持続時間もあまり長くなかったので、使いずらかったのですが、その点が改善され、かなり使いやすい仕様になっています。効果の持続時間もバイアグラは3時間から6時間でしたが、レビトラは5時間から8時間とかなり伸びています。そしてレビトラの特徴であるのが、水に溶けやすい性質による服用してからの即効性です。バイアグラは効果が出始めるまでに30分から60分かかっていましたが、レビトラは10分から30分で効果が出ます。副作用もバイアグラより出にくく、使いやすく改良されたものになりますので、あえてバイアグラを服用するメリットなどはありませんが、ずっとバイアグラを服用されてた方で、薬を変えたくないという方もいますので、もしバイアグラを服用する場合には、飲み方などしっかりと知識をつけた上で服用するようにしましょう。
通販・個人輸入での偽物に注意
バイアグラは知名度が非常に高いですが、バイアグラに対しての知識がある方は少なく、興奮作用のある薬と勘違いして、安易にインターネットの通販・個人輸入で購入したりする方もいます。
しかし医療機関で販売していないものは、中身をすり替えた偽物であったり、不純物が混入していたり、健康被害も数多く報告されているので、非常に危険です。
薬になりますのできちんとした専門クリニックで医師と相談した上で処方してもらうようにしましょう。