ステンドラジェネリックとは

コラム

2023.12.18

ステンドラジェネリックとは

　日によって寒かったり暑かったりと着るものに悩んでしまう12月というのは珍しいかも知れません。日中に合わせると朝晩が寒く、朝晩に合わせると日中に汗が多く出てしまう。皆さんはどういった服装でこの時期を乗り切っていますか？私は基本的にフォーマルな服装で出勤しますので、日中の汗が止まりません。

　さて今回は「ステンドラジェネリック」について見ていこうと思います。

ステンドラジェネリックとは

　ステンドラジェネリックの主な成分はアバナフィルです。アバナフィルは、ホスホジエステラーゼ5（PDE5）阻害剤の一種です。PDE5は、平滑筋細胞でcGMP（サイクリックグアノシンモノリン酸）の分解をする役割を担っており、アバナフィルはそのPDE5を抑制することで血流を増加させ、陰茎に血液を送りやすくすることで陰茎を拡張させます。

ステンドラジェネリックのメリット

【即効性の高さ】

　ステンドラジェネリックは服用してから効果の効き始めるまでに15分程度かかります。当院で取り扱っている「バイアグラジェネリック」や「ザイデナ(ウデナフィル)」は効き始めるまで30分～１時間かかり、「シアリスジェネリック」に至っては１～２時間ですので、突発的な状況であれば、効果が早く現れるステンドラジェネリックが一番便利です。

【持続時間の長さ】

　ステンドラは上記のように即効性の高さが秀でています。であれば、「それ以外はあまり期待できないのでは？」と思われるかもしれませんが、ステンドラジェネリックの効果時間は、摂取後から約５〜6時間続きます。これは「バイアグラジェネリック」の効果時間とほとんど同じです。早く効くだけでなく、効果時間もある程度あるので患者さんからも人気です。

ステンドラジェネリックのデメリット

【固さ・効果の出方】

　「ステンドラジェネリックのメリット」において、効き始めが早くて、効果時間もバイアグラジェネリックとほとんど同じであると記載しました。ではバイアグラジェネリックよりステンドラジェネリックの方が優れているのかというとそうでもない部分があります。それが『陰茎の固さ・効果の出方』です。バイアグラジェネリックは、効き始めの時間がステンドラより遅く、効果時間もほぼ同じですが、固さがしっかり出て、効果の実感も得やすい薬剤なんです。

　ステンドラジェネリックは、バイアグラジェネリックより固さも効果の実感も少しだけマイルドです。バイアグラジェネリックやレビトラジェネリックのような、固さ・効果がしっかり出るED治療薬からステンドラジェネリックへ乗り換えられる患者さんの中には物足りなさを感じてしまうケースがあります。

【副作用】

　これはステンドラジェネリックだけでなく、他のED治療薬にも同じような副作用があります。副作用の内容としては、頭痛、ほてり、鼻づまり、消化器系の不快感などがあります。これらの副作用は基本的には軽度であり、薬剤の効果が無くなっていくにつれて治まります。ですが、一部の患者さんでは症状が強く現れることがあります。その際は、薬局などで市販されている頭痛薬などを一緒に服用してもらうことで、副作用を軽減出来ます。とはいえ副作用が心配という患者さんは、一度当院までご相談ください。

【薬の飲み合わせ (相互作用)】

　薬剤には他の薬剤との飲み合わせ(相互作用)があります。ステンドラジェネリックの場合、特に硝酸薬や一部の抗HIV薬との飲み合わせは併用禁忌(飲み合わせてはいけない薬)とされています。他にも特定の薬剤との飲み合わせにより、重篤な副作用が引き起こされる可能性もあります。薬剤を複数服用されている方で、ステンドラジェネリックだけでなくED治療薬を使用する際は、まず医師にすべての使用中の薬剤を教えて頂くことが重要です。

【食事やお酒との相性】

　これもステンドラジェネリックだけに限らずED治療薬全てに言えることですが、まず基本的に『ED治療薬は、食事やお酒の影響を受けやすいお薬』です。食事やお酒と同時、またはその直前や直後にED治療薬を摂取すると、吸収が遅れたり阻害されたりする場合があります。ED治療薬を服用する際は、出来るだけ空腹のときにしましょう。

　「ステンドラジェネリック」は勃起不全(ED)の治療に有効な薬剤です。適切な医師の指導の下で使用することで、自分だけでなくパートナーの性的な満足度や心理的な充足感を向上することが出来ます。個人の健康状態や現在の体調に応じた適切な診断と指導を受けることが重要ですので、自己判断せず、医療専門家に相談することをお勧めします。

　またステンドラジェネリックにはその薬剤の良さがあり、それ以外のED治療薬にもあります。しかし状況やタイミングによっては、1種類のED治療薬では対応出来ない場合もあります。最近の患者さんの中には2種類のED治療薬をその時の状況や状態に合わせて使い分けている方が増えてきています。当院では、大きく分けて『固さ・効果重視』『即効性重視』『効果時間重視』の3パターンがありますので、患者さんの希望に沿ったED治療薬をご提案致します。ぜひ一度ご来院下さい。