シルデナフィル VI50mg「FCI」
シルデナフィルとはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、バイアグラは男性の方なら聞いた事がないでしょうか?シルデナフィルとはバイアグラの主成分になります。今回はそのバイアグラの国産ジェネリック医薬品であるFCIについてお話ししたいと思います。
FCIとは2014年10月1日に富士化学工業株式会社から発売開始された、バイアグラのジェネリック医薬品になります。FCIはシルデナフィル錠25mgVI「FCI」、シルデナフィル錠50mgVI「FCI」の2用量があります。バイアグラのジェネリック医薬品になりますので、もちろん有効成分は全く同じシルデナフィルになります。
バイアグラの先発薬の特許が切れ、国内ではバイアグラのジェネリックの製造をして、色々なメーカー、製薬会社から発売されています。それぞれメーカーごとに、飲みやすいように小さくしたり、水に溶けやすくしたり、特徴のあるバイアグラのジェネリックが発売されていますが、シルデナフィル錠25mgVI「FCI」とシルデナフィル錠50mgVI「FCI」は、先発医薬品であるバイアグラと色と見た目を同じように製造しているという特徴があります。
先発薬のバイアグラは青色のひし形ですが、FCIも全く同じで、バイアグラと一緒の形、一緒の色、更にはバイアグラの添加物まで同じにしています。これは先発薬のバイアグラを服用されていた方に違和感なく服用できるようにするためです。
バイアグラを服用されている方は、他のED治療薬やジェネリックのED治療薬に乗り換えない方が多くいるのが現状です。
その理由としましては、EDは心因性EDというものがあるぐらい、気持ちの問題で反応しなかったりする場合があります。ジェネリック医薬品は先発医薬品よりも効果が薄い、効果が無いなどと思っている方が現在も多数います。
ジェネリック医薬品として登録するには成分が全く同じでなくてはならない厳しい審査のもと登録されたのがジェネリック医薬品になりますので、先発薬より効く効かないという事は全くなく、メンタルの要因が占めています。
このシルデナフィル錠25mgVI「FCI」とシルデナフィル錠50mgVI「FCI」はそういった方のために、先発薬のバイアグラとそっくりに寄せたものになります。
値段が安くても薬を変える事で効かなくなるんじゃないかと、服用を躊躇している方でもジェネリック医薬品に切り替えしやすいという配慮がされているのです。
そういったコンセプトの元製造販売されたジェネリックになりますので、その完成度は高く、バイアグラがそのまま安くなった、と思ってもいいぐらいそっくりです。
FCIに限らずどのバイアグラジェネリックでも、成分は全く同じシルデナフィルになりますので、効果効能は全く同じものになります。
しかしバイアグラは青色というイメージが強く、青色以外のものは抵抗があるという方もいますので、そういった方がFCIに切り替えたりするケースが多いです。
先発薬と後発薬(ジェネリック)の違い
シルデナフィル錠25mgVI「FCI」、シルデナフィル錠50mgVI「FCI」はバイアグラのジェネリック(後発薬)になります。先発薬と後発薬の違いがやはり服用する方としては一番気になることかと思います。結論から言いますと、先発薬と後発薬は成分が全く同じなので、効果効能も全く同じものになります。
ジェネリック医薬品として登録するためには、生物学的同等性試験、溶出試験、安定性試験といった、厳しい条件の試験を通り、全く同じ効き目、安全性といったものを確認しなければ、ジェネリック医薬品として登録して発売する事は出来ません。
薬としては、先に発売された薬か、後に発売された薬かの違いぐらいで考えても問題はありません。先に発売された方がオリジナルで良質のものといった、間違った先入観を持っている方もいるかもしれませんが、全く同じ成分、全く同じ効果なので、どちらの方が効くといった事は医学的にありえません。
しかしプラシーボ効果というものをご存知でしょうか?人間の思い込む力は想像以上に強く、有効成分が入っていない薬を服用しても、有効成分が入っていると本人が思っていると効果を実感するというものです。もちろん服用する薬、その薬によって出る症状が様々なので一概には言えませんが、非常に神経質な方はプラシーボ効果というものが出やすい傾向にあります。先発薬にしたら全く効かなかった、ジェネリックより先発薬の方が効きが良いというような情報がありますが、それらは全て思い込みによるものです。
なぜなら成分が全く同じなので効果効能に違いが出るという事は絶対にありえないからです。
先発薬であっても後発薬(ジェネリック)であっても効果効能は全く変わらないので、ジェネリック医薬品というものをしっかりと認識するようにしましょう。
ジェネリック医薬品のメリット
シルデナフィル錠25mgVI「FCI」、シルデナフィル錠50mgVI「FCI」のようなジェネリック医薬品は、先発薬と必ず同じでなければいけない部分が三つあります。まず一つ目が有効成分の種類と量。二つ目が用法用量。三つ目が効果効能。この三つが必ず同じでなければジェネリック医薬品として登録する事は出来ません。これらに違いがあったら同じ薬とは言えません。
しかしこの三つが同じであれば、錠剤の形であったり、味であったり、色であったりを変えても問題はないので、その部分は亞製薬メーカーの個性、特徴が出るところであります。
シルデナフィル錠25mgVI「FCI」、シルデナフィル錠50mgVI「FCI」のように先発薬に寄せたりする場合もありますし、飲みやすいように形を変えたり味をつけてみたりなど工夫する場合もあります。
そしてやはり何と言ってもジェネリックの魅力は価格の低さです。開発にかかるコストを大きく抑えられるため、各製薬会社が価格を先発薬の2割から6割に設定しているので、購入の際もかなり費用を抑えられます。
有効成分の量と種類、用法用量、効果効能、これらが全て同じなら、あえて先発薬を購入するメリットは特にないので、価格が低いジェネリックを選択するのが一般的といえます。
バイアグラジェネリックは医療機関で
最近は通販や個人輸入でED治療薬を購入・服用した結果、全く効果が出ない、重篤な副作用が出たという報告が多く、厚労省も注意喚起しています。
通販等で流通する医薬品は、その途中で偽薬が混入する可能性が高いという事が良く知られています。
ユナイテッドクリニックではED治療薬は正規の流通路を持つ医療機関で医師の診察の元に購入することをお勧めしています。